賃貸でも火災保険に入った方が良い理由5つ

賃貸契約を結ぶ時、借主も火災保険への加入を求められる事が多いですよね。 大家が火災保険に加入していればそれで十分ではないかと疑問に思いませんか。 なぜ借主も加入しなければならないのでしょうか。 そこで賃貸でも火災保険に入ったほうが良い5つの理由をご紹介します。

1.借主の重過失による火災が発生した時の為

まず賃貸契約で借主が加入するのは、一般的に「家財保険」に「借家人賠償責任特約」と「個人賠償責任特約」がついているケースが多いです。 借主が失火をしてしまった場合、日本には失火責任法がありますので、借主の故意や重過失でなければ損害賠償責任を負う事はありませんし、大家がちゃんと火災保険に入っていれば保険金は支払われます。 それが賃貸人に対する求償権放棄条項のある火災保険なら、保険会社から失火元の借主に求償される事もありません。 しかしながら求償権放棄条項ない保険であったり、重過失が原因の失火とされた場合には、保険会社から借主に求償される可能性があり、借主が莫大な賠償金を払わなければならなくなる事もありえるのです。 借家人賠償責任特約は重過失であってもカバーされるケースがありますので、万が一に備えて加入を求められるのです。

2.故意重過失以外の火災が原因で借主に損害賠償を求める事になった時の為

一般に大家がきちんと火災保険に入っていれば、故意や重過失でない場合は借主が賠償金を払わなければならないケースは稀です。 ですが大家が火災保険に無加入であった場合はどうなるのでしょう。 失火責任法により火災による損害賠償責任を負う事はありません。 しかし賃貸契約の場合、原状回復義務がある事がほとんどですので、債務不履行による賠償は生じます。 つまり軽過失であっても、火事で部屋を元通りの状態で返せないなら賠償責任が発生します。 通常大家は十分な火災保険に入っている事がほとんどですが、元から無保険であったり、保険の継続手続きをしていなかったり、保険の乗り換えによって無保険の機会が生じてしまったり、掛け金が十分でなく必要な保証が受けられないという場合もありえます。 そのため借主も保険に入っているほうが安心です。

3.借主の生活を守る為

大家が加入している火災保険では保険の対象になるのは大家の所有物なので、借主の家財道具などは保険の対象にならないのが一般的です。 火災で家財道具一式を失ってしまった場合、また一から揃えるには数十万円、あるいは数百万円の金がかかります。 無保険だった場合、借主の経済状況によっては最低限の家財を揃えて新生活をスタートさせる事が難しい場合もあるでしょう。 家財保険に入っているかどうかは大きな違いになります。 また火災以外の、水漏れや盗難、台風などの被害も補償してくれる場合があります。 こういった様々な被害にあった時に借主の生活を助ける為にも保険に入ることが大切です。

4.借主とのトラブルを避ける為

窓ガラスやドアのロックが壊れてしまった場合、修理費用を大家が負担するか借主が負担する事がでトラブルになってしまうケースがあります。 通常借主に過失がなければ大家が負担してくれるのですが、過失があったかどうか微妙な場合は借主に請求されるケースもあります。 ガラスの修理費用などはかなり高額になる事もありますから、自己負担となると納得できない人も多いでしょう。 こういったケースでも、保険の補償内容に修理費用が含まれていると保険金が支払われる場合があります。 金銭的な負担がなければ、少なくとも大きなトラブルに発展する事は防げる可能性が高いでしょう。

5.借主同士のトラブルを避ける為

配管からの水漏れで階下の部屋に被害を出してしまった、子どもがうっかり隣人の物を壊してしまったというような場合は、故意重過失でなくとも損害賠償責任が生じます。 個人賠償責任特約があれば損害賠償金が補償される事がありますが、もし無保険であれば賠償金を自己負担しなければなりません。 例えば階下への水漏れで大きな被害を出してしまい、しかも階下の住人も無保険だった、というような場合にはかなりの額の賠償金を負担しなければならない可能性があります。 もし賠償金を払えないというような事になれば大きなトラブルに発展する可能性が大です。 保険に入っておくことで金銭的なトラブルを防げる可能性があります。

賃貸でも火災保険に入っておこう

火災や水漏れなどの被害にあう可能性は決して高くはありませんが、絶対に被害にあわないという保障もありません。 自分自身が注意していても、類焼や上階の水漏れの被害にある事もありますし、家族がいれば家族がうっかりしてしまう事もありえます。 家財道具を全て失ってからどうにかしようと思っても、事が起きてから保険に入ることは出来ないのです。 目先のお金を惜しんで大きな損をしないようにしたいものですね。 ただし火災保険も保険会社によって保障内容は様々です。 火災保険に加入する事を求められたら、十分に内容を確認しましょう。

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