賃貸で築年数が古いことのデメリットとは

中古の賃貸物件を探しているとき、気になるのは「築年数」ではないでしょうか。 一般的に、築年数が古い物件であればあるほど、月々の家賃は安い傾向にありますが「そんなに古くて、大丈夫なの?」と不安に思うことがあるでしょう。 そこで、今回は賃貸物件で築年数の古い物件のデメリットについてご紹介します。

1.地震で倒壊する危険性

築年数が古い物件で、もっとも気になるのは耐震性能でしょう。 首都圏をはじめ、いつ大地震が起きてもおかしくない地震大国日本ですから、地震への備えは万全にしておきたいものです。 耐震性能は、建材の経年劣化がありますから、基本的に新しい物件であればあるほど、信頼性が高いことは言うまでもありません。 しかし、例えば新築の木造アパートと、築20年の鉄筋コンクリート製マンションでは、後者のほうが耐震性能が高いなど、築年数だけでは語れない面があるのも事実です。 建物の耐震性能で、ひとつの目安になるのは、旧耐震基準と新耐震基準の区分です。 1981年(昭和56年)に建築基準法が改正されたことにより、この年以降に建てられた建築物は、より厳しい耐震基準を満たしています。 具体的には、震度5程度ではほとんど損傷しないこと、そして震度6〜7の場合でも倒壊崩壊しない建物であること、という耐震基準です。 それ以前の建物でも、発注者や施工者の方針で、非常に堅牢に建てられた建物はたくさんありますが、それらを見極めるのは一般人には困難ですので、ひとまずこの新耐震基準以降の物件を選ぶのが無難でしょう。

2.有害物質が含まれている可能性

以前、アスベストによる健康被害が大きくニュースになったことを、記憶している方も多いでしょう。 古い建物は、その当時はまだ判明していなかった有毒性の高い建材を使用しているものもあり、注意が必要です。 アスベストに関しては、1975年(昭和50年)までは断熱材や防火材として無規制で使われていたため、少なくともこの年以降の物件を選んだほうがいいでしょう。 また、意外に思われるかもしれませんが、つい最近までごく微量のアスベストは使用されており、2006年(平成18年)に規制がさらに厳しくなったことで、それ以降の建築物ではほとんど使われなくなっています。 ですので、2006年以前の建物にも微量とはアスベストが使用されている可能性があります。 普段の生活をしているあいだは問題ないのですが、火災や地震などで建物が破損した際に、アスベストがまき散らされるおそれがあります。

3.防音や防寒が貧弱

最近のめざましい技術進化によって、建物の防音性能や防寒性能はたいへんすぐれたものになっています。 とくに鉄筋コンクリート製のマンションでは、冬のあいだエアコンなどを使用しなくても、ある程度暖かかったりします。 築年数の古い物件は、ドアや窓の立て付けが悪くなっていたりして、あちこちですきま風がというケースもあります。 せっかく家賃の安い物件を選んだのに、冬の暖房代がかさんで逆に高くついてしまった、ということもあり得ますので、安易に築年数の古い物件に飛びつかないよう、注意しましょう。

4.ゴキブリにご用心

日々の生活のなかで、絶対に避けたいのがゴキブリなどの害虫です。 築年数の古い物件は、どうしても建材の劣化が進んで、さまざまな場所にすき間ができてくるため、ゴキブリの侵入を許してしまいます。 とくに木造建築は顕著で、場合によってはより大きなネズミなどが繁殖していることもあります。 適切な駆除対策を行えばある程度は防げますが、どうしても苦手という方は、築年数の浅い物件を選んだほうが無難でしょう。

5.水回りなどのトラブルがある

建物そのものの劣化に合わせて、水回りや配管などの設備も同じように老朽化しています。 定期的に交換やメンテナンスが行われていれば問題ないのですが、そうでない場合は「突然トイレが逆流して部屋が水浸しになった」「台所の排水口から異臭がする」などの水回りのトラブルが起きる可能性があります。 築年数の古い物件に入居するときは、不動産会社の担当者にメンテナンスの実施状況や共益費管理費の使い道などを、きちんと確認しておきましょう。

6.防犯対策が万全でない可能性がある

築年数の古い物件のなかには、オートロックがついていなかったり、鍵が旧式のまま交換されていないなど、防犯対策が万全でないものがあります。 とくに女性のひとり暮らしであれば、オートロック付きの賃貸物件を選んだほうがいいでしょう。

賃貸の築年数をチェックしよう

賃貸における築年数の古い物件のデメリットについてご紹介しました。 築年数の古い物件には、築浅の物件にはない魅力があり、家賃の安さも興味を引きますが、デメリットもあります。 安易に家賃や間取りなどで物件選びをせず、築年数もじゅうぶんに検討して、満足のいく住まいを選んでください。

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